◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

日米教育、躾の違い


最近家へ遊びに来る人達から良く耳にするのは、
長女の年齢を確かめてから、必ずと言って良い程こう言われます。


「あら!Jenはもう直ぐ12歳なのね!
それなら是非家へベビーシッターに来て欲しいわぁ~!
下に3人居るから、小さい子の面倒はお手の物って感じだものね!」


これはプエルトリコでも、アメリカ人のお客さんの場合なのですが、
アメリカでは大体12歳になると、大人の領域に入ってくるようで、

薬なども12歳から大人と同量になります。


ベビーシッターも大概12歳から。

家で一人で留守番出来るのも12歳が目安な様です。



因みにプエルトリコでは16歳だそうです。

12歳でお留守番やベビーシッター、、、、と義母に話をしたら、

「12歳の子にそんな事をさせたら、
プエルトリコでは逮捕されちゃうわよ~!」
って驚かれてしまいました。

この件についてはきちんと確認をとっていないので
余り大きな声では言えないんですけどね。
義母は時々かなり(イヤ、いつも!)オーバーな表現をするので。。。(苦笑)


それはそうと、
沢山のベビーシッターの申し込みが来てしまって、
Jenも早く、自分で自分のお金を稼ぎたかったようで、
未だ12歳になっていないのに今から何件も予約を取っていました(笑)


本人曰く。。。



「稼いで、稼いで、稼ぎ捲くるぞぉ~~~~~!」


でもプエルトリコにいる間はもう少しお預けって感じですね。



アメリカでは子供が自分でお金を稼ぐ事って良くありますよね。

親が率先してやらせていると言う感じがします。



夏休みなどには、
道路脇で自家製のレモネードを売っている子供の姿を良く見かけます。
家の子達も何度かお友達と共同でやった事があります。


レモネード1杯 50セントでした。



ペンシルバニアに居た時には、こんな面白い事もありました。


12,3歳位の女の子3人が尋ねて来て、
自分達で作ったと言う、アイドル歌手の生い立ち等のリポート
(彼女達は“雑誌”と言っていたけど)
を売りに来ました。

たまたま対応したのが家の旦那で、

値段を聞くと、コピー用紙5,6枚に印刷されたその“雑誌”、
何と$15と言います。


旦那:「$15はちょっと高すぎないかぃ?」

女の子:「いいえ!  私達この“雑誌”を作るのに
とっても苦労したんです!  もっととっても良い位よ!」


旦那:「$15だったら、悪いけどいらないよ。」

女の子:「お願い!一冊でもいいから買って下さい!
Please! Please! Please! 」

可愛い目で、神様に祈るような格好で懇願する女の子達。


旦那:「仕方ないなぁ~~~。(顔はとっても嬉しそう)
それじゃー、2冊買うから$20でどう?」


女の子達全員で顔を見合わせてから、両肩をピクッと上に上げて


「Deal!」(それでOK)


$20札を渡し,“雑誌”を受け取ると、


「Thank you~~~♪」と言って、
機嫌良く隣の家へと歩いて行きました。


彼女達にどうしてこういう事をするのか聞いてみたら
お小使いが足りないと親に交渉したら、

自分で工夫して稼ぎなさい。と言われたそうです。



彼女達から買った“雑誌”を見てみると、
当時人気だったバック・ストリート・ボーイズやN’SYNC,
ブリットニー・スピアーズ等の事が書かれていました。



しかし呆れたのは家の旦那。


私:「あんた何子供相手に値切ってんのよ!」


旦那:「何言ってるんだ。これも教育の一つなんだよ!
世の中そう簡単にお金儲けは出来ないって事を教えるんだよ。
それにこういう取引っていうのは、色々経験する事で、
後で必ず役に立つはずだと思うからね。」


全く。。。必ず値切らないと気が済まない人なんだから。。。



プエルトリカンにして、
難波の商人魂がある家の旦那。。。(あらっ)


話が大分反れてしまいましたが、

アメリカではその地域によって、様々な事をして
小使い稼ぎをしているようですね。


ペンシルバニアで多かったのは
男の子では芝刈りの仕事でした。
これは年齢的にもう少し上でしたが、


家にも春、夏になると、
競って学生の男の子達が「芝刈りさせて下さい!」

って来たものでした。


大体一回に付き$20払っていたと思います。



旦那、、、、、、勿論値切ってましたよ(苦笑)


交渉する事を覚えさせるんだとか言っちゃって。。。



そうそう、
ブラウニー(ガールスカウト)で売りに来るクッキー、
あれ凄く美味しいんですよね~~~!

私は彼女達が来るのが待ち遠しくって仕方なかったです。
だからあの当時最高に太っちゃったのかも!



それから話が少し飛躍しますが、


旦那の大学の友人で
とても裕福な家庭のお嬢様が居たらしいけど、

彼女も他の学生同様、


学費は自分でアルバイトをして稼いでいたそうです。



“学費は自分で稼ぎなさい。”

と言うアメリカの親は多いようです。


私の旦那もバイトをして学費を稼いだと言っていました。
友達も殆ど全員が同様だったそうです。


このように、
早いうちから、お金の価値観を覚えさせる傾向が、
アメリカでは強いなと感じました。


これって、


日本とアメリカでの母子関係の違い
から来ている部分が大きいのではないかって思います。


何かの本で、


日本は“母性文化”(共生的母子関係)

アメリカは“父性文化”(分離的母子関係、独立志向と対人的人間関係)
と書いてあったのを読んだ事があります。



要するに、アメリカは早いうちから独立させる事を教え込む。短所として、放任過ぎたり、細かい所まで気が回らない。


日本は子供と密着型である。
日本人の女性は人から言われなくても気を利かせる。と言うような躾をされているから、
長所は子供に細かい気の配りが出来る。
短所としては、甘やかす傾向がある。


と言う風な事が書いてありました。


これは私も非常に耳が痛いのですが、


私の見た所、
アメリカ人の親は確かに自立をさせる事に神経を使っています。


赤ちゃんも新生児のうちから
一人でベビーベッドへ寝かせます。


大人が会話をしている最中に子供が脇から割り込むのはご法度ですし、

レストランや公共の場での躾と言うのは
とても厳しいものです。


例えば、レストランで大声を出せば(殆ど居ませんが)
親がさっさとトイレや外へ連れ出して小声で叱ったりしています。
あくまでも“小声”なんですよね(笑)


これは子供の自尊心(プライド)を傷つけない為だと聞きました。

子供でも感情のある一人の人間です。
そこをしっかり尊重するんですね。


逆に人前で大声を出して子供を叱り付けるのは
下品だと教わりました。
教養の無い人間だと思われてしまうそうです。


何年か前まで私は、つい外で、
「こらっ!」とか言ったり、
お尻をペン!て、叩いたりしてしまって、
旦那に注意をされて直しました。(苦笑)


買い物に行って店内で傍若無人に走り回ったり
騒いでいる子も先ず見かけません。



ハワイ市場さんが前回の私の日記で、

>子どもが親に対して名前を呼び捨てにしたり、口の聞き方が悪いのは親は絶対的存在として教育されるアメリカでは考えられない事です。

社会での上下関係はアメリカよりも厳しいはずの日本なのに、どうして親子関係はアメリカのより甘いのでしょうね。


と言う書き込みをしてくれて考えたんですが、


それはもしかして、
日本式(母性文化)と、アメリカ式(父性文化)から
来るのではないかと思いました。


日本式の接し方、良い所も沢山あります。

私もどちらかと言うと、密着型に近いです。



そのお陰で日本人は。。。。って、褒められた事もあります。



やはり折角海外で外の世界を見たのだから、


日本の良い所は誇りを持って維持し、

悪いなと感じた所は捨て去る。


又、他国での悪い所は戒めとして肝に銘じ、
逆に他国の良い所を、積極的に取り入れて行きたい。




そんな風に考えています。




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今日のエクササイズ


**JANIS SAFFELL & GUILLERMO GOMEZ
HARDCORE KICKBOX CIRCUIT
(64分)

ハンド・ウェイツ (ボクシング用)左右各2LB

大好きなインストラクタージャニスに
合気道3段、空手2段のギジェルモのコンビで、
時々スペイン語でのCuingが入るから、乗り乗りで出来る感じです。
退屈しない、kick-○ss(失礼!)タイプのWork out。


The TRAINER'S EDGE
KILLRE ABS & BACK w/ Michael Olajide 
腹筋 (43分)


ダンベル 3lb、5lb

ハンドウェイツ 左右各2lb

アンクル・ウェイツ 左右各3lb

ボディー・バー

縄跳び


冗談抜きの、キックボクシングタイプの腹筋のトレーニング。
変わったタイプのトレーニングでかなりハード。
ミッドセクションのコアー・トレーニング中心。
2部に分かれているけど、連続してやるのも可能。
HIP HOPな音楽でOne of my favorite!




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